2014年12月5日金曜日

妻家房 四谷本店(東京・四谷三丁目)

水冷麺定食(850円)の冷麺。2014年11月

これまで紹介したように、いろんなところで、いろんな冷麺を食べてきた。でも、なんだかんだ言って平壌冷麺がいちばん好きだ。昔からそんな気はしていたのだが、6月にソウルの「平壌麺屋」を訪れ、9月にもクアラルンプールの北朝鮮レストランで平壌冷麺を食べて、その疑念は確信へと変わった。

平壌冷麺の特徴は、なんといっても蕎麦粉を麺の主原料としていることだ。ツルツルの麺にダシの効いたスープがよく絡み、噛めば蕎麦の香りが口のなかに広がる。まだ本場平壌で冷麺を食べたことはないけれど、平壌冷麺の魅力は十分すぎるほどわかる。

しかし、実は、まだ東京でちゃんと蕎麦の香りがする冷麺に出会ったことがなかった。そんななか、ある店の冷麺は「蕎麦の香りがする」という噂を耳にした。